オンコール、真夜中のオペ。

 

救急日に思うこと。

 

人間は「変化」に敏感で

「環境」に依存し過ぎる生き物だと。

 

天気とか気温差ってレベルの「環境」ね。

 

そんなアタリマエの変化にさえ

弱った人間の身体は繊細にも警鐘を鳴らす。

「メンテ不足ですよ〜」

ってね。

 

急に冷え込んだ日の救急日は

鬼のように救急車や患者が来るから

緊急オペも入る。

 

19時過ぎて日勤から帰った私。

特Aランク銘柄のお米

「ミルキークイーン」を堪能していたら

20時に連絡きて病院に呼ばれる。

茶碗の中には半分も残ってるというのに…

 

到着するやいなや

外傷で指が数本「もげてる」若い人。

伝達麻酔かよ、かわいそうに。

 

それと平行に麻酔科管理の脳外オペ。

全麻+CVC+Aラインした上で開頭血腫。

 

開頭終わってからの小児の骨折。

小児は全麻やから

どうしても麻酔科待ちになるのよね〜 

 

その後に緊急のイレウス

準備してたのに急遽中止。

どうせ準備したなら

やりたかったけどな。

 

そんな無駄な時間含めて

終わったら朝7時くらい。

10時間は働いたかしら。

電車あるけど今日はタクシーで帰ろ。

 

今日はなんて充実した夜だったかしら。

 

オペが大好きな私にさえ

ファンデーションで隠しきれない

疲労が伝わったのか

 

私の2倍くらい生きてるであろう

タクシーの運ちゃんに

「お大事になさってください」

と送られる。

 

患者じゃねーよ(笑)